春日部市の指定文化財

常楽寺の銅造阿弥陀如来坐像

市指定有形文化財(彫刻)

常楽寺の銅造阿弥陀如来坐像
(じょうらくじのどうぞうあみだにょらいざぞう)

指定日:平成23年3月29日
所在地:赤沼939

指定概要

赤沼の常楽寺に伝来する市内唯一の中世の銅造仏像です。応永27年(1420年)の年代銘が刻まれています。

台座を含め総高39.2センチメートル、像高21.7センチメートルを測る小型のもので、不ぞろいの螺髪(らほつ)やたどたどしい衣の表現など、手抜かりの多い技術で制作されていますが、素朴で地域色の強い作風に親しみやすさが感じられる仏像です。

像背面には「道願(どうがん)、法圓(ほうえん)、明全(みょうぜん)、唯佛(ゆいぶつ)、祐賢(ゆうけん)、融海上人(ゆうかいしょうにん)、古阿弥(こあみ)、祐全(ゆうぜん)、尼子道阿弥(あまこどうあみ)、覚明(かくめい)」、蓮台背面には「應永(おうえい)廿七年庚子(にじゅうしちねんかのえね)七月十五日」の陰刻銘が確認できます。

像を制作した年代と共に、制作に関わった融海上人以下、10人の僧尼の名がみられ、特に「古阿弥、融海、明全、祐全」の4人は関東地方(前橋市、松戸市)に点在する応永年間(1394年〜1427年)に制作された銅造の阿弥陀如来像にもその名を連ね、中世の造仏活動をひもとく貴重な資料となっています。

  

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